こんにちは、keitoです。
夕暮れの買い物帰り、すれ違いざまに
二人の少年の
「俺らにはまだ早い」
「そうだな」
という会話を小耳にはさみました。
おっ？？？
小学生？11歳くらいでしょうか。
小柄な中学生かもしれません。
自制の知的な響きがしました。
何が早いのだろう？？？？？
知りたかったです。
keitoは自分が興味を持ったからといって
知らないヒトに不躾に話しかけたりは
しないので、興味はとどめました。
トモダチと呼べる男は33歳までですが
仲間なら14歳達がいました。
下町の中二、三人組です。
コロナ禍まで通っていた
格闘技ジムの仲間でした。
看板はボクシングジムなんですが
キック、中国格闘技も網羅していて
木人（もくじん）やヌンチャクもありました。
あらゆる格闘技をやるひとが
攻守の本質を学びに集まっていました。
keitoは平日は勤務先の近くの
ガチプロのジムに通っていましたが
（ランカー、チャンピオン、新人王もいる）
休みの日にはうちから近い
こっちのジムにも通っていました。
ここでは徹底的にガードをおそわり
シャドーもサンドバックもそこそこに
対人練習にあけくれました。
なぜこんなにやらせてくれるんだろう
なぜ自分はやってるんだろう
疑問に思いながらも断れない性質なので
限界まで練習しました。
どこのジムでも大抵、一般会員に
２～3ラウンドは（女性は1R2分のとこもある）
ミット打ちさせてくれるシステムですが
ここでは、10Rマスやってもまだ
リングから呼ばれてあがるという
サディスティックな環境に恵まれました。
中二の三人組のうち、最初にいたのは
空手のジュニアチャンピオンで
豹みたいにヒトを寄せ付けない少年。
本物の中二ですからね。
そりゃ、もう、中二ですよ。
目をあわせようとしないのがわかるので
keitoも彼ををほっときました。
でも、彼の卓越した格闘センスや
指導者に教えられたことはすぐ理解して
出来るようになっていく様に
目をみはりました。
かっこつけてるだけの大人の男を
見透かしたようにあざけるように
容赦なく挑発する中二の粗さや無謀さに
ヒトの本能としての攻撃性をみました。
対人感覚や距離を体得する目的で
ヘッドギアなしがジムの基本方針なので、
安全に十分な配慮がされていましたが
大人を挑発した彼が打たれてロープ際の壁に
頭を叩きつけられた時は
ひぃ！
息をのみました。
空手の試合前は減量に入るので
さらにキレっキレに研ぎ澄まされて
ひりひりするような殺気が匂いたち
話しかけられる雰囲気ではなかったです。
試合後に
「どうだった？」ときくと
「開始20秒で瞬殺した.......」と
まあ、そうだろうな。
そりゃ勝つよなと思いながら
間髪いれずに
「動画あるでしょ、みせて。」というと
「いやだ。」というので
「なんで！みせてよ！！」と詰めると
「恥ずかしい。。。」と顔をそむけられ
おお！中二！！
マジかよ
感動しました。
中二が、keitoと対人練習の
ローテーションであたったとき
ヤツが途中でちらっと壁の時計をみたんですよ
なめやがって！！！
このガキ！！！
keitoは果敢に立ち向かいましたが
かすりもしませんでした。
大人の男たちは、配慮や気づかいで
ボディーを打たせてくれたりするんですが
中二はそういうの一切してくれないので
逆に、ちきしょう！！
と、keitoは（無駄に）闘争本能はかきたてられて
ラウンド中、リングで一切足を止めずに
中二を追って追って、ゴングが鳴った後
震えるほどのアドレナリンを放出しました。
こういう体験はなかなかできません。
ホモサピエンスとして貴重な経験をしました。
中二がつれてきた中二ふたりのトモダチは
ひとりは要領のいい優等生で、
もうひとりはふくよかな3枚目で
ふたりとも格闘センスは普通だけれど
3人で仔犬のように戯れていて
よかった。普通のトモダチいて。
強い10代はチンピラとつるみがちだし
そうすると人生をふいにすることもある。
彼に普通にのどかなトモダチがいて
keitoは安心しました。
下町の現役中二3人組の可笑しさは
ハンパなくてよく笑いました。
１匹の時は笑わないあいつも
３匹そろうとよく笑いました。
しばらくして、元プロ選手が
中二にボクシングをちゃんと教えたら
彼はみるみる習得して、リングでそれはもう
いきいきと嬉しそうで楽しくて幸せで
面白くてしょうがないという表情で
吸収していきました。
keitoは
「いつまでも少年でいたい」男が嫌いです。
「早く大人になりたい」ガキを評価します。
ファザコンで女に守られてるシンジより
調査兵団に志願するエレンがいい。
そいいえば、昨夜のAmazon Prime Boxing。
どの試合も良かったな。
那須川天心選手は伸びてしかも早い。
パワーあるのに小気味良い
独特のリズム感。
勝利者インタビューの
「僕はボクシングという場所で
戦っているだけであって、
皆さんは何かしら戦っていると思うんですよ。
そのやっぱり闘ってるものですよね。
やっぱりこういう風に表に立って
なかなか評価される時って
一瞬しかないと思うんですよ。
だけどその、一瞬だけじゃなくて
毎日毎日を、日々、誰にも見られないところで
誰でもできることをですね、
誰もできないところまでやる、
それが本当に大事だと思います。
だから僕も試合ではこうやって大きな花舞台で
見てもらうことが出来るんですけど
それ以外のところで本当にまあ毎日、
日々、 一所懸命ですね、やってます。
だから、次、またリングでまた会う時は
みなさんお互い強くなってですね
またここにみんなで応援しに来てくれたら
嬉しいなと思います。
俺も進化し続けるんで
これからも那須川天心という
なんだろうな成長というか
那須川天心という現実をですね
みなさん見に来てください。
これからも応援、よろしくお願いします。
今日はありがとうございました！！！」
良かったですね＾＾
華と話題性がある選手が
ボクシング界にきて
keitoは嬉しいです。
オラスクアガと中谷選手も
もちろんいい試合でしたし
帝拳プレゼンツ興行だけに
帝拳ジムのセコンド陣の映像も満載で
その安定した渋さにほれぼれしました。
先週は、井岡選手の陥落がありましたが
その現実感がボクシングに惹かれる所以です。
ゲームじゃないから。
マッチだもの。
ところで中二のあいつら、どうしてるかな。
18くらいにはなってるか。
あんなに泥臭いのにあいつは
Z世代なんだよね。
うまくやれよって
思う。
つれづれに書きましたが
ここまで、読んでいただいて
ありがとうございます！！！
★ブックマークコメントの御礼★
会長さま
おそろいのアップリケでコミュ症マークなら
クローバーがいいかもですねｗ
れーこさま
疲れきりますよね。
れーこさまはお優しいのだと思います。
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