「証拠は?」―『Tシャツが乾くまで』6話、ミツルの反撃にうっとりした

松山ケンイチさんの美しい鼻濁音と、

中島歩さんの、淡泊にして滔々としたセリフまわしが大好きなので

それを聴くために1話から録画を観ています。

忙しい日が続いて疲れていた4話、5話は、

途中でうたた寝ししつつも、再生を反復して観ました。

 

で、やっと6話の録画を観てセリフを書き起こしてみました。

 

ミツル「不倫するような人だったと思ってるってことですか? 信用ないんですね。園田さんかわいそう。男女がふたりでいたら、恋愛だって決めつけちゃう価値観お持ちなんですね、偏見ですね生きにくそう。そういうの園田さんにも押し付けてたんですか?そちらこそ、妻を失ったかわいそうな人間は事実を無視して価値観をふりかざして、押し付けてもいいんですか?」

 

さっちゃん、ミツルを平手打ち。

「言いたいことはわかるけど……このひと、あずささんの旦那さん。

 それ忘れないで。あんたは言葉を選んで」

ミツル「ごめんなさい。」

 

ミツルは、今度は自分から二人に尋ねます。

「僕からも聴いていいですか? お二人はどういう関係なんですか?」

「そういう関係ってやつじゃないんですか?」

「証拠は?」

「僕らが今、かけられている容疑はそれと同じです。

 どうして二人は不倫じゃないって言いきれるんですか?」

 

ドラマのシチュエーションをはずしたところで

keitoはこのミツルのセリフに

「追及される側」から「相手の論理を検証する側」へ反転する瞬間を見て、
相手の言葉を拾い、その根拠を相手自身に返していく話法に

うっとりしました。

 

どこからが不倫か?

 

これが今もテーマとして扱われていることには呆れます。

男女が二人きりでいたら不倫するでしょって

それって、ヒトを本能だけで説明しているってことですよね。

欲情前提でヒトをみるっていうのは、なんだかねぇ。

それ言うの恥ずかしくない?

自分が嫉妬するからって、世の中の人間関係まで同じように決めつけないでよね。
と、ミツルの「偏見なんですね、生きづらそう。」を理解しました。

いま、令和8年だから。

 

ドラマでは、ヒトが亡くなったり、失踪していて

遺された当事者は、喪失の理不尽に、理由を知る権利がある!!

と、強気に出ます。

どうしてこうなったのか全て納得したくなるのでしょう。

少なくとも、ヒトが亡くなったのは明確に事故で

なぜ、亡くなったヒトがそこに居合わせたか?

という問いと区別されないまま追及されています。

 

自分にふりかかった強烈な理不尽が許せないほどに

誰かを責めたくなる感情は理屈ではわかります。

 

そこに、

ああ、どんなカタチかはわからないけれど

いつかはこんなことが起こるのではないかと

どこかで、心の片隅に不安がなかったわけではないけど

それを打ち消し、大丈夫、きっと大丈夫とやってきたのに、

それは本当になって、でも、自分は精一杯やってきた

被害者なんだから、引かない。

 

って、それは誰の正義?

 

殴るっていうのも、なんだかね。

          

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ほんとうの事を書くということ

おひさしぶりです。

半年以上、書いていなかったkeitoです。

登録解除せず、見守り継続してくださっている方々、

本当にありがとうございます。

 

発信より、吸収を優先してしまうkeitoです。

 

ヒトに伝えたいことがないのかもしれません。

 

が、しかし、keitoは、別のブログを持っていて、

それは2008年から続いています。

えぇ???  22年前????

 

我ながらビビりました。

 

たまに「独りごと」とめいうつも、しっかり他者を意識した

記事をお見掛けしますが、まぁ、言いたいんでしょう

あなたもワタシも、

そう、誰かに、誰でもいいから 笑


www.youtube.com

 

誰も話をきいてくれなくなった時

ヒトは匿名SNSにのめり込むのかもしれません。

 

keitoがWebで吐露を始めたのは、2003年頃です。

当時、ブログというジャンルは存在しておらず、

日記サイトでkeitoは書き始めました。

(コメント欄もあり、ブログ機能とたいして変わりはなかったです)

そこそこ読者さんもついてくれて、交流しました。

実際にお会いして、友人になったりもしましたし

会わなくても、電話でよく話しました。

 

keitoが大病した時は、オペ開始直前に電話もらったり

退院して、帰宅した時には、花束が届きました。

住所、教えてたんですね~

「教えなさいよ!!」と、

心配して励ましてくださった読者さん、元気ですか?(笑)

 

で、その日記サイトを5年続け、お決まりのサービス終了。

お引越し機能はなかったので、新規で始めたのが、

ここ(hatena)とは別のブログで、

それが18年続いています。

 

2003年~ 日記サイト(2008年サービス終了)

2008年~ 某ブログ開始(現在に至る)

2023年~ Hatena Blog 参入←ココ(現在に至る)

 

5年分の日記サイトは、読者さんが印刷して届けてくれました。

データなんて消えるものだと、執着なかったんですが

新宿で渡された厚さ18㎝の紙束は、ずしりと重く

数年に一度めくるとああ、そうだったこうだったと

過去の自分はまるで同窓会で逢った旧友のように

貴方もよく生きてきたわねぇと感じます。

自分が死んで、家族が処分に困らないように

廃棄!!

と、ガムテープにマジック書きで貼ってます。

 

日記サイトの頃は、

田中、木村、清水、鈴木、太田、佐藤、とかの

アルアル苗字は実名で書いてました。

身バレも別段、不都合はないと思ってました。

実際に会っている人も読んでいましたしね。

 

嘘は書く必要がありませんでした。

 

なぜ、書いていたかは明快で

その事柄について、深く考えたいという動機です。

当時から、アフィリエイトというシステムはありましたが

プライバシーを小銭にしたいとは思いませんでしたし

わたしのプライベートなんて、誰の役にもたちゃしない

とか、むしろ

 

わかるわけねぇ!!

 

くらいの自意識を持つほどに、

不幸がのしかかる時期があったような、なかったような。

 

今、18年続けているブログの方は

思考プロセスを言語化しているだけで

マインドマップ化しています。

検索流入されないように、むしろ工夫しています。

 

で、そっちが稼働しなくなった時のためにも

もう完全にクローズ(凍結)して、

こっちにまとめようかと試案中です。

 

ここ一年ほどで、AIリライトの進化はめざましく、

書き手さんの独自の文体が、読めなくなりました。

 

あれやこれやと、徒然に、同じことを何度もかいたり

迷走しつつ、それでも書き続けるヒトのありようが

とても愛おしかったのに

ああ、このヒトも、あのヒトも、AIで小ぎれいになって

まるで大好きだった恋人の笑顔が

「君にもっと愛してもらいたくて」と整形されたかのような

淋しさ(侘しさ?)を覚えています。

 

読み続けている書き手さんの文章に

 

おお、今日はまた格別に長い長い長い長い、、、、

スクロールの長さに、その方の煩悩を垣間見、

同じトピックを繰り返し書いておられると、

反芻という現象に、その方のありようが垣間見えて

その方が、何度でも、言語化する必要があるほどを

抱えてながら前に進んでおられることを

長い目でそのヒトを感じていくのを

愛おしく、読んでいたのにね。

 

せめて自分は、愚かな文体のままに自己顕示や虚栄心から遠ざかり

あるいは、そういうものの見え隠れを内包したまま

ただ、書こうと思うのでした。

 

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【バブル前夜の夏】伝説のコンサート“井上陽水&安全地帯 1986 神宮球場” 

お久しぶりです。

keitoです。

長らくのご無沙汰にかかわらず

巡回見守りをありがとうございます。

懐かしいことがあったので書いておきます。

 

番組録画中にNHKで

【伝説のコンサート“井上陽水&安全地帯 1986 神宮球場”】

NHK BS 2026年1月10日(土)21:00~22:14

STARDUST RENDEZ-VOUS スターダスト・ランデブー

 

ん?これ、いったかも。。。

と思って、真夜中に再生してみましたら

ototoy.jp

衝撃!!

1986年8月。

神宮球場......

この時、keito、ここ、いた。

 

NHKの放送は1時間ちょっとでしたが
実際は3時間を超えていて
BSで生中継されていたとか
知らなかったー
会場には3万人。
その中にkeitoと、彼がいたのねw

 

名曲「夏の終わりのハーモニー」は

この日のために書きおろされとか。

知らなかったー


www.youtube.com

陽水さんがね、ほんと、カリスマです
「ミスキャスト」の唄い出しに身震いです。
「ワインレッドの心」はお二人ともソロで唄われました。
玉置浩二さんの声量で唄いあげる感じもいいですが
陽水さんは繊細なエロティシズムを微細に表現されていて
これは、作詞者が視ている世界観なんだろうなと
ちょっと、Keitoはやられました。。。
 
当時、どうやってチケットとったんだろう?
ぴあ株式会社が正式にチケットぴあのサービスを開始したのは
1984年4月だそうなので、ちけっとぴあかな
てか、keitoはチケットぴあのオープニングスタッフの
バイトしてたからそれも懐かしい。
トモダチもできたよ
この時、端末操作を習熟したことが
その後の仕事に役立ちました
 
 
keitoというより、彼が聴いて(唄って)いたから
チケットをとったのかも。
 
というか、当時はいつも
何かしらのチケットを持ってて、
休みであろうとなかろうとライヴや劇場に
出向く日常でした。
"推し”とかじゃなく、おもしろそ!?で
じゃ、いっとくかと。のめらずヌマらず
だって、それが東京でしよ
かけだしも、メジャーも、ナニソレ?も
さくっといけるのが東京のうまみダイゴミ
照明マンや、音響スタッフの友人もいて
関係者~って色んなものをみせてもらいました
バブルだったしね。
 
そう、バブル。。。
1986年、この年の12月から始まったバブルは
1989年、12月29日にピークをむかえ
1991年、2月まで4年3ヶ月続いたそうです

 

華やかな季節の始まりの前夜

神宮はまさに真夏の夜の夢であり

そこにはもう、

1960年代の『アカシアの雨がやむとき』挫折とか

1970年代の『俺たちの旅』的に四畳半とか吉祥寺とか

そういうのは払拭されていて

スターダスト✨で、ワインレッド🍷で、

STARDUST RENDEZ-VOUS~井上陽水・安全地帯 LIVE at 神宮球場~ [DVD]

画像

バブルジェットコースターに

ね、ライドですよ♪♪

 

1986年の出来事は

チェルノブイリ原子力発電所事故

男女雇用機会均等法施行

日本社会党の初女性党首に土井たか子氏就任

スペースシャトルチャレンジャー号爆発事故

総理大臣は中曽根さん

アカデミー賞 作品賞 『プラトーン』

グラミー賞(最優秀レコード賞) 『 Us for Africa We Are the World』

 

で、4年後バブル終焉前夜、1990年12月。

keito、港区勤務。最寄り駅は

六本木!!

アマンド🎵 ロアビル🎵 防衛庁🎵

六本木交差点の三菱BKで記帳した

賞与の入金額に目を疑いました。

時代の恩恵って、すさまじい格差があると

今、しみじみ思います。

(会社はその後、上場→自社ビル建設→社長は長者番付に)

 

子どもらや、若い人から、

「バブルってどんな感じだった?」きかれると

keitoは、この動画を紹介します


www.youtube.com

スーツ!トレンチコート 水着もね ♪♪♪


www.youtube.com

まさにこんな感じでした。

外苑東通り界隈で待ち合わせて健全に遊ぶ感じ

人の雰囲気も、街もファッションも。

女性は連れて歩かれずついてもいかず

今の港区女子とは、華やかさの種類が

違うように思います。

 

いつか後年、もっと未来の先で

フェイクニュースを信じるヒトたちが

(「ホロコーストはなかった」とか主張する人達もいるらしいので)

「バブルはなかった!!」って主張するかも

だから、今、keitoは云っとくよ

バブルTOKYOは実存した!!!

 

よくバブルというとジュリアナ?って

誤認、あるあるですが、

ジュリアナ東京はバブル崩壊後の1991年5月にオープン。

時代の断末魔の狂乱としての平成のつなぎ

1993年には象徴だったお立ち台が撤去

1994年8月31日に閉店なのだそうです。

ジュリアナ東京の常連女性の多くは、

地方で地道に働く女性達だったそうです。

令和になってから、ドキュメンタリー番組で知りました

 

昭和、平成、令和を過ぎてきて

美化された過去を懐かしみもしますが

keitoは、令和が居心地がよいです。

昭和にも、平成にも戻りたくありません。

平成は平成でまたw

時間をかけて積み上げては切り捨てもして

最適化した令和は、合理的で無駄がなくて

10代にも、20代にも、まして30代になんて

夢でも戻りたくはありません。

 

最後に、1986年から31年を経た

井上陽水さんと玉置浩二さんのハーモニーをどうぞ

www.youtube.com

間が空き過ぎているので照れながら

とりあえず、アップします。

不適切な表現は、あとで訂正するかもです。

 

前回の投稿にブックカマークコメントを頂いていた

会長さまも、お元気ですか?^^

 

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「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」にてフェミニズム邂逅の8月

みなさま、お久しぶりです。

4ヵ月ぶりです。

登録キープをありがとうございます。

今日も、見守り巡回に感謝します。

 

久しぶりに投稿しようと

ダッシュボードで下書き整理のつもりが

うっかり過去記事を削除.......

所詮、データーというのは消えるもの

まっ、いっか.....と気を取り直したあと、

Hatenaは削除済み記事を30日以内なら

復元可能でした。

タイムラインを汚していたらすみません

 

まるで、一度は捨てたガラクタを

ゴミ袋から取り出す、あの気持ちです。

 

さて、今週のお題「これに影響を受けました!」

に、沿って書きます!!

 

keitoはフェミニズムに影響を受けています。

結婚するまで『女性差別』を意識しなかったのに

その後、奇しくも家父長制度をがっつり内面化した

保守系同性に殺られるという構図。

なんなんだこれは。。。

というのがきっかけです。

 

男は蚊帳の外です。

 

そこから、文献をあさりました。

その頃の国内主流フェミニストの多くは、

2025年時点で後期高齢者となっている

知識層の女性、或いは性被害のサバイバー女性が

多かったように思います。

 

アメリカの古典も読みました。

公務員試験の一般教養にも出題されていましたよ

この本のなかで、印象深かったのは

 

女性は男性に従属する空疎な人生を

有意義なものと錯覚するため

何種類もの洗剤を買って使いわけ

単純な家事労働を

あたかも複雑であるかのように仕立て

小さな達成感を得ることで

虚しさを薄めている

(原文でなくkeitoの受け取った意図です)

 

と、、、、いう趣旨の文章で

すげぇな!!

と、感慨をおぼえました。

 

『愛されるわたし』『丁寧な暮らし』は

いつでも女性の憧れのライフです。

女性誌が大好きなやつ。

近頃は『小さい暮らし』も。

 

そして、自分自身はそんなことで

時間を空費するのはゴメンだと

思いました。

 

で、フェミニストと称する人達との

ネットワークにも触れてみましたが

日本のフェミニストで声の大きい人たちに

どこか違和感を感じていました。

 

なぜ、日本のフェミニストは

賃金、雇用、社会保障制度などの法的整備へ

まっしぐらに向かわないのかが疑問でした。

彼女達の活動は、お嬢様芸に見えました。

洗剤は何種類も買わないけれど、

言葉遊びには余念がない。

 

そこで、当時、世田谷区内に所蔵されていた

女性の労働史文献を全て読みました。

東京ウィメンズプラザ(渋谷)らぷらす(下北沢)

クレヨンハウス3階(青山)に通いました。

銃後(戦時下)の女性活動に関する講義を聴講しました。

↓つまりこういうこと

www.nhk.or.jp

性暴力に関する書籍も読みました。

全て、カテゴライズされていたので

いつもの、ブルドーザー作戦です。

 

講演、シンポジウム、ワークショップで

フェミニストの話を聴きました。

フェミ系の映画もドキュメントも網羅です。

性暴力被害者の方々とも対話しました。

トランスジェンダーの友人も出来ました。

AV男優とも、監督とも話しました。

 

そういうことがあって、

弱者が男社会をしのいでいく戦略を磨き。

フェミニズムを忘れました。

 

利潤に貢献すれば、食うに困らない。

法を逆手に取れば勝てる。

隙を見せることがあったとて

密室を徹底回避すればヤられない。

 

時間は経過して令和になって

経済的自由と、先の見通しを得ました。

そんな先週、帰宅して気楽に立ち上げた

Android TVのトップ画面。

ニュース録画再生を選択して画面が切り替わる

その一瞬。

 

今、なにか見た!!!

 

慌てて、トップ画面に戻りそれを探す

画面は流動していて、残像を留めていない。

記憶でスマホで検索すると

※ネタバレありです。ご注意下さい。

www.youtube.com

即座にfuluを登録。

その日のうちに3話視聴。

小説の概要は知っていて、

読めば暗澹と憂鬱になることが予見され

いつか読む、でもそれは今じゃないコーナーに

埋めていたそれを、かきわけて手にとり、

先延ばしの限りをつくしていた紅い表紙を

えいっ!と、ひらきました。

※ 本作は1985年発表

解説は、懐かしい落合恵子氏でした

 

勢い、関連書籍もカートにぶち込み

『侍女の物語』続編

放送を6月に録画済みだった

NHK『100分de名著』のテキストは

Amazonで翌日に届きました。

通勤電車で原作をむさぼり読み、

昼休みに『100分で名著』を読み

帰宅後は睡魔の限界までドラマ視聴の日々。

 

すさまじいシーンが

これでもかと映し出される。

 

ディストピアフィクションは数あれど

男ウケのディストピアは

所詮ファンタジー感がいなめない。

巨人、鬼、妖怪、ゾンビ、たとえそれが

なにかのメタファーだとしてもね。

 

ファンタジーといえば、

keitoは『侍女の物語』の背景を

ナーロッパと思い込んでいましたが  笑

アメリカでした。(笑えない

洒落になりません。

近年のアメリカはギレアデを彷彿とさせます。

 

ドラマは、映像のリアリズムに

身の毛がよだつのだけれど

それも徐々に慣れてくる。

そして既視感。

確か、誰かが同じことを言っていた。

その感情に身に覚えがある気がする。

その教訓は知っている。

 

せっかく贅沢に先延ばしした読書体験なので

見落とし、内容の取りこぼしがないように

斜め読みせずに、解説やドラマを挟みつつも

文体そのものに圧倒され、

ネタばれなどはどうでもよくなります。

 

ドラマは、海外連ドラらしく

展開も映像も刺激的で音楽もとてもいいです。

愉しめているのだけれど、惨酷であったり

凄惨であったり、人を選ぶかな。

なかなかハードです。

 

keitoが特に注目しているのは

司令官と妻の関係におけるパワーバランス。

ジューン(侍女)と実母の関係性おける

奇妙な罪悪感。

 

『母はフェミニストなのに

 わたしはいつも男の助けを待っている』

 

逃亡の果て、日没の平原で

朽ちたセスナの影で、ジューンの台詞です。

もう、男はそれほど重要でないのかもしれないし

苦悩の本質は男に起因するものでは

ないかもしれない。

そう聴こえて身震いしました。

 

この作品を今の年齢まで、

未読でいたのは幸運でもありますが

20歳前半で読めていればとも思いますが

そこに書かれているいくつかのエッセンスを

わたしは母に示唆されていました。

わたしと母が共に存在したのは

18年足らずであったけれど、

『侍女の物語』に書かれている多くのことを

わたしが既に知っていたのは、母のお陰で

ゆえに、わたしは生き延びたのだと思います。

 

そういう意味で、マーガレットアウトウッドが

1985年に、この作品を発表したのは

シスターフッドであると思えますし

『侍女の物語』がフェミニズム作品と称されるのは

そういうことなのだろうと思います。

侍女の物語 - Wikipedia

 

本作は、原作もドラマもたくさんの方が

解説、分析を書いていますので

ご興味のある方は検索してみてください。

 

冒頭の

「消したデータを復元し

まるで、一度は捨てたガラクタを

ゴミ袋から取り出す、あの気持ち」で

フェミニズムを邂逅した

8月のkeitoでした。

 

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感無量『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』11話と、語りの芸に救われた日々に寄せて

こんにちはkeitoです。

いつも見守り巡回ありがとうございます。

 

今夜は『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』12話。

録画を観る前に11話に触れておきます。

 

10話で瀬川花魁が見受けで吉原を出たせいか

11話の視聴率は若干、下がったそうですが

keitoは、11話『富本、仁義の馬面』で

年始のスタート以来、初めて涙しました。

 

蔦重  「女郎たちに富本をお聞かせ願えませんか。』

午之助 「いいかい?」

門之助 「あたぼうよ!やらいでか。」

  ※ あたぼう=あたりめえだべらぼうめ

 

掛け合いの早い間の粋に、まさか!まさか!!と

目を見張るや否や、大黒屋の女将、りつ(安達祐実さん)の

三味線の合いの手「はっ」が

素晴らしい絶妙で入り

きき入る女郎たちを映しながら、

吉原の色街風情の界隈を重ねる演出に

170年あまりの年月を経て、

かつて浄閑寺 - Wikipediaに投げ込まれたお女郎さん方の

供養にさえなったのではないかと感じました。

 

そして午之助、この衝撃のパンチライン(台詞)

「こんな座興で、、、」

脚本家、森下佳子先生に、keitoノックダウンです。

croissant-online.jp

本物の芸の凄みにふれたとき

ヒトがどうなるかが、まざまざ再現されていて、

フィクションで涙するなんてことは

10年に一度の滅多なkeitoが、

このシーンにははらはらと涙しました。

 

ドラマの演出の妙技に重ねて

かつて、語り芸の数々に救われてきたことの

自身の体験が胸にわきあがっての感無量でした。

義太夫、落語、講談、狂言の

人間国宝(重要無形文化財)御歴々の師匠方。

その肉声を浴びることが出来たのは至福です。

 

また、もっと身近な日常では、

仕事で胸に棘を残すような疲労で会社を出て

そのまま家路につくのは忍びない宵に、

新宿三丁目、末廣亭・夜席の仲入りに駆けこみ

芸人の声に聴き入って長らえた日々のこと。

※ 新宿末廣亭さんからお借りしました。

落語演目の筋書きなぞ全部、解っていてもなお

時に涙するのは、ストーリーや展開にではなく

芸人の声そのものに慰められたからでしょう。

その語りを極めるまでの修練、鍛錬、葛藤は

いかばかりであったでしょう。

 

理不尽を、誰に嘆かず愚痴らず生きるのに

芸人さんの声はガーゼのように擦過を被ってくれました。

そのひととき、過酷から遠ざかることが出来ました。

色物、三味線漫談の柳家紫文さん。

歌舞伎座で三味線方も務めたこの方の寄席芸は

気怠い三味線のつまびきにのせて

 

「火付け盗賊改方の長谷川平蔵が、

 いつものように 両国橋のたもとを歩いておりますと

 一日の商いが終わったであろうひとりの〇〇屋が

 足早に平蔵の脇を通り抜ける。

 向いから水商売らしい一人の女。

 この二人が橋の上ですれ違うというその時、、、」

 

両国橋が、見えましたねぇ、、、

 

※ TV番組『笑点』収録のようです。


www.youtube.com

三味線の音色にほだされて、仕事の緊張がほどけ

少し笑ってみると、副交感神経が優位になって

俄か涙が溢れるけれど、泣きのしぐさで

芸の空気を乱すまいと身じろぎもぜず

客席で、ただつらつらと涙を流した後は

トリを聴かずに寄席を出ることもありました。

 

寄席は渡世の寄り処。

止まり木でありました。

       

紫文さんとは、その後、

世田谷で、酌み交わす機会に恵まれ

富本、常磐津、新内の違いや小唄・端唄、

都々逸のことを教わりました。

                  

もう、そりゃ粋で素敵な方で、

「御姐さん、芸人と遊ぶと楽しいですよ」と

からかって頂きましたが、

keitoは甲斐性も度胸もなくて

ただ、いい夢と思い出をもらいました。

2021年、紫文さんは亡くなりました。

芸人が死ぬということは、

人ひとりがいなくなるというだけでなく

その芸も連れ消えるということで

その芸だけを愛した者にとっても

かけがえがないです。

 

食うのみならず、芸術を必要とするは

人を人たらしめる要素だと思います。

 

また、早くに亡くなったkeitoの母は

生前、折々に謎な呪文を唱えておりまして、

あれはなんだったのだろう?と

後年、聞き覚えを検索したらこの浄瑠璃でした 笑々


www.youtube.com

講談をよく聴いていたらしい父が

枕元で語ってくれた昔話の口調もそれで 笑

語りの伝統芸能に郷愁を覚え、

どうしようもなく惹かれてしまうのは

親の因果。三つ子の魂なのかもしれませんし

只、親恋しさであるのだとも思います。

いずれにせよ将来的な失明にも備えて

これからも聴覚の教養を鍛えていこうと思います。

 

第11話『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 』

そのことを思い出させてくれました。

今回、蔦重の台詞は狂言回しの要素が強く、それがまた

テーマ「仁義」を際立たせていたように思います。

東京を離れても江戸が楽しくて、

いやはや、参りました。

 

★ブックマークコメントの御礼

サバさん

あれは心の啖呵ですが、

修羅場シリーズ、また書きます 笑

『べらぼう』は11話があまりによかったので

12話は、2~3日おあずけにします。

検査結果、問題なかったんですね!安心しました!!!

 

会長さま

ほほえみデブとM14着目ありがとうございます!!

そこです!そこがあの記事の主題です!!!

春が来て、会長が戻ってうれしいですw

安心しました^^

 

ブログにお越しいただきありがとうございます。

見守り応援、よろしくお願いします

 

 

 

妻は旅行に依存して旅行に行かないことがストレスになってまた精神状態がおかしくなる

今週のお題「行きたい場所」

***************

こんにちは。keitoです。

巡回、見守りありがとうございます。

Hatena Blogのお題に沿って徒然を試みます。

 

昨年、長期で休めたので

どこか行こうかな?と思案してみました。

本当に行きたいと思うなら100万くらいはかけていい。

行けるときに行かないと行けなくなると

みんな、そう言ってるし。

 

かろうじてここか???と思った国も

案の定、そこまで行きたくはなくて

やめておきました。

 

そもそも、観光欲求がありません。

海外も、中高年女性に人気のかの地も

世界遺産もいく機会はあったけれど

こんなもんなの?。。。

 

↓ こんなもんなの言い方お手本


www.youtube.com

↑ 気分はこの感じ

 

温泉、花畑、夜景にも興味がないです。

たまたまなにかの機会で行く羽目になれば

そこそこに楽しいのでしょうけれど

それを目標に頑張るという意気込みは

もてないし「夢」ともならない。

今はどこもオーバーツーリズムですしね。

通勤混雑は平気ですが観光客の混雑は苦手です。

むき出しの自然はただ怖いです。

 

理由があります。

 

理由① 

40代の忙しい時期に

親族が絶え間なく亡くなるということが続き

毎月のように西へ東へと新幹線や飛行機。

スーツケースはいつも玄関。

喪服は3着をフル回転でまわして

地方の葬儀では、開式時刻45分前にホテルで

目覚めて5倍速で支度して参列するとか

睡眠不足地獄のまっただなかで

葬儀、法要、出張の移動が負担でした。

 

頼むから、もう誰も死ぬな。

生きろ!!

※ ジブリさんから画像をお借りしました。

 

とにかくわたしを眠らせろという時期が

7年ぐらい続いていました。

さらに長男のスポーツ遠征や合宿で

10代中は常に移動の荷物や洗濯物が大量に

ありましたしね。

スーツケースは見るだけで気が滅入ります。

 

理由②

大病をしたとき。

死ぬのは免れないと覚悟のうえで

入退院の荷造りや、病棟での入浴の負担。

自宅にいられることのありがたさや

通勤電車に乗れることの幸せが

骨身にしみているのです。

足るを知りウチがいい。

 

理由③

年下の男性の友人がいました。

既婚者です。

最初、猛攻で口説かれ断りましたが

食い下がられました。

「私に話しかけるなら戸籍を清潔にして。

 女房に洗わせたパンツをはいて、

 気が向いたら女房のパンツ脱がせる薄汚い男に

 わたしが微笑むとでも?」

と、往年の仲間由紀恵の物まねでバシっ!!


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と毅然を超えるインパクトで断りました。

が、むしろそれがウケてさらに追ってくるので

 「わたしは、不倫相手にするより

  友人にした方が間違いなく価値が高いです。

  実績があります。どうですかね?」

と、プレゼンしたところ成功しました。

 

※ 神木涼真を演じているディーン・フジオカさんに似てた。

男女の友情を全否定で認めない人達が

いるのは知っています。

男女が二人になったらパンツを脱ぐもんだ

それ以外はあり得ないという信仰を

お持ちの方々ですね。

野蛮だわ。。。令和は多様性の時代なのよ。

 

話がそれましたが、友人として彼と話してみると

今まで何人かと不倫関係があったそうです。

「それ、病気ですね」と一笑したものの

社会的地位がありながらなぜ?と訊くと

 

「妻は、子どもに依存していてちょっとおかしい。

 成人した子どもへの過干渉で嫌がられている。

 それから妻は、旅行に依存している。

 ストレス解消に旅行するというより

 旅行にいかないとストレスになって

 日常の精神状態がおかしくなるんだ。

 そういう家庭を続けるのは息がつまる。」

 

ほう。。。。

会社員の彼は、連休の度に妻に旅行を強いられ

それをきいた不倫相手は怒り狂うので

毎年、プレゼントでなだめてきたのですが

離れていったのだそうです。

そらそうよー

旅行とプレゼントで金銭を絶え間なく溶かしても

会社員とはいえ、不動産所得がある彼は

経済的に問題はなかったようです。

 

旅行、セックス、プレゼント、子ども依存。

想像がつかないけど全員が気の毒なのか?そう?

変なループをみんなでまわして抜けさせない?

よくある話といえばそう?

 

同業他社の営業であったので仕事の話は面白く

業界的に得ることも多いので、他の友人達と

同じ距離感でたまに連絡を取り合いました。

が、ある日、keitoはキレました。

 

ある早春の夜。

店内に桜の木を1本設えるような店舗で


春風に気の緩んだ彼が、

「貴方との時間で活力を得られている。

 妻は、古い戦友で女じゃない。」

というようなこと、云いました。

 

男の戯言は聞き慣れていました。

男の戯言は聞き流してきました。

しかしこれは聞きのがせなくて

胸ぐらつかむことを妄想しながら

すん と、無言で席を立ちました。

もう、仲間由紀恵はやってあげません。

 

胸の内はこうです。

 

おまえ、今、なんつった?

戦友っていわなかったか。

戦場で戦友を裏切ったら

命を落とすのわかってんのか。

軽々しく、戦友とか戦ったとか口にすんな。

少なくともわたしの前ではいうな。

闘ったこともないくせに、

勝負に出たこともない奴がよ

ちょっと頑張ったとか、我慢したくらいで

人の気を引くために大きなこというな。

 

と、云いたかったですが

嫌悪感が勝り立ち去りました。

年下なのに、甘えたオジだなとイラつき

keitoも昭和復員兵だった爺さんみたく

説教の衝動にかられたのです。

老害です(; ・`д・´)

 

keito、戦争映画マニアだもん!!

※ 暴力や破壊を好むのではありません。極限状態の兵士のメンタルに興味があるのです。


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比喩でしょ?メクジラたてなくてもと

水をさしてなだめずにいられない方面の

方々の理もわかっちゃいます。

だからkeitoは暴言を呑みこみましたけどね

少なくともkeitoが長いつきあいの男友達たちから

パートナーを愚弄するような言葉は

一度も聴いたことなかったしね。

 

けど、この件でkeitoは旅行依存という概念を知り

今となっては興味深い出来事なのですが

愚弄されてるのに守られてもいる女房。

民法のダブルバインドという巧妙。

3号奥様は最強?それとも最弱?

 

ででで、keitoの行きたい場所はですね。

やっぱり特に思いつきません。

ここじゃない何処かへ。。。っていう

冒険と帰還は若いうちにまあやったので

思い出をほくそ笑む老境にあります。

 

最も長いつきあいの男友達(同級生)とは

「俺たちは内なる世界を持っているからウチがいい!!」

「そう!そう!ここが!!」

と、出不精を認め(慰め)あいつつ会いません w

 

あ!旅先の国宝の茶室で思いがけず

職員さんのご配慮でしばし独り居の時間を頂き

空間に耽溺して涙する機会に恵まれたので、

もう一度経験してみたいと思わないではないです。

が、あれは数々の偶然とタイミングによって

経験できたことなのでもう起こりえない。

だからこそ尊い場所であったのだと思います。

いつか、もう何もすることがなくなった時に

まだ元気であればわたしのような者でも

どこかへ行くのかもしれません。

 

さて、日曜ですよ。

大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で

今夜は義太夫語りのエピソードだそうです。

落語好きが興じて語り芸各界の人間国宝を聞き歩き

文楽・浄瑠璃・義太夫も国立文楽劇場に一通り出向き

国宝の義太夫語りを堪能した時期があるので

今夜はとてもとても楽しみです。

 

★ブックマークコメントの御礼

会長さま 

コメントありがとうございます。

フェミニストはフェミニストだけで集まりがちで

仮想敵に盛り上がって連帯完結しがちです。

もっと茶化された方がいいと思っています。

会長の茶化しはセンスが良くて好きです!!

最近は、古いフェミ系の人にからまれると

keitoも逃げていますのよ。

 

サバさま

9話10話も台詞と展開に息をのみましたねぇ。

足抜けのせっかんが水ぶっかけるだけ???

え、それですむのか?と拍子抜けしていたら

蔦重と瀬川の「心がわりしないだろうね。」の

いいシーンの後に、、、昼の離れ座敷。

落とすだけ落とした後で、名シーンの応酬。

いい意味で心を振り回されています。

つらいけど 笑

 

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「ここにも瀬川はいねぇのか」に痺れてからの『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』と落語について

今週のお題「ドラマ」

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こんにちはkeitoです。

巡回、見まもりありがとうございます^^

 

大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』を

継続してみております。

1話で、綾瀬はるかさんのナレーションを耳にして

あーまたこのノリか?と、がっかりしましたが

2話?で平賀源内が吉原にあがって

「ここにも瀬川はいねえのか」と。

             

ほぅ。。。瀬川とな。

じゃ、このあと花の井は瀬川襲名か???

これは面白くなりそうだと胸がはやりましたら

思ったよりずっと早い展開の襲名となり

いいねぇ~としみじみと視聴しながら

落語のことを考えておりました。

↑ 柳家さん喬さんの『雪の瀬川』ネタおろしから

 独演会で何度が聴く機会に恵まれました。

『雪の瀬川』をやる噺家は少ないけれど

大河ドラマ効果でこれから増えるかもね。。。

 

keitoは落語にずぶずぶにひたった時期があります。

毎週どこかの寄席や落語会に逃げ込んでいた日々、

仕事から家に帰るには忍びない心持ちの夕暮れに

独りで考え事をする時間の確保ために駆け込んでいた

落語への現実逃避はいつしか愉しみにもなりました。

 

大病治療の後遺症で将来的な失明の可能性もあり

それなら耳の教養をより鍛えておこうと

ちまちまと音源を集めはじめたら

いつの間にか、ipot classicのストックは

500席を超えていました。

(いつものブルドーザー作戦)

 

出先の図書館やTUTAYA。

旅先の地方の売店の片隅で埃を被るCDなんかには

ほぅ、これは!!!と唸るような廃版の

お宝音源があることもあり

地道な収集活動もまた面白かったです。

古典は五代目 古今亭志ん生のかけた演目は

九分九厘ぶちこんでいます。

 

新作をやる噺家も随分と通いつめ

寿命を縮めるほどの破壊力に震えて笑いました。

新宿末廣亭、上野鈴本、浅草演芸ホール

紀伊国屋寄席、お江戸日本橋亭、上野広小路亭

北沢落語会(成城ホール・北沢タウンホール)

三田落語会、日本橋会館。博品館劇場。

国立演芸場、JTアートホール。

あ、よみうりホールや横浜にぎわい座。

寄席やホール落語のみならず

住宅街にあるこじんまりした能楽堂の会や

区民会館の会議室や、銭湯や料理屋、カフェでの会。

全ての高座が懐かしい。

 

keitoにとって東京の価値の骨頂は

同時代の先端文化をリアルタイムで

ふらっと味わえることでした。

(界隈ではそれを「間に合う」という)

 

落語もその嗜みのひとつであり

昭和の名人を師匠にもつ噺家が真打となって久しい

平成の落活(おちかつ)は豊かな時間でした。

 

江戸東京博物館や深川江戸資料館なんかも

深川江戸資料館 | 公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団

飽きない遊び場で、時々訪れては考え事をしました。

 

落研出身ではありませんし

知識やうんちく語りのマウントは

野暮と思っているので

(落語会で野暮オジ達によくつかまって迷惑していたので)

そういうことはしたくないのですが

大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』

どんなもんなの?と視聴してみたものの

ドラマの江戸に違和感を感じません。

 

強いて、あえて違和感を感じるとしたら

NHKがやりがちなオーケストラ感みなぎりの

音楽で盛り上げていくあのパターンの周到が

まあまあ邪魔に思います。

せっかく、脚本がいいのだから

ここはひとつ潔く俳優を信頼して

音楽で躍動感マシマシに高揚を煽る余計を

潔ぎよく差っ引いて本質で魅せてほしいと

思っています。

 

7話、蔦重 の台詞

「女郎の血と涙が滲んだ金を預かるなら、その金で作る絵なら、本なら、細見なら、女郎に客が群がるようにしてやりてぇじゃねえっすか! そん中から客選ばせてやりてぇじゃねえっすか!吉原の女はいい女だ、江戸で一番だってしてやりてぇじゃねえっすか!胸張らしてやりてぇじゃねえっすか!…それが女の股で飯食ってる腐れ外道の忘八の、たった一つの心意気なんじゃねえっすか」

この「じゃねぇっすか!」のリフレイン。

横浜流星さん、吉原育ちの若けぇ衆(わけぇし)。

カブいてる けど伊達じゃない。

ケレンをぎりぎりでおさえて

良かったですねぇー。

 

「腐れ外道」という台詞を聴いて

keitoは代々木忠監督のドキュメンタリー映画で

映画『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』公式サイト

  ↑ AV監督ゆえに、銀座で女性限定上映回を観た

監督が「我々は女のまたぐらで食ってる」って

おっしゃっていたことを思い出し、ぐっときました。

 

今期の大河ドラマの背景の『吉原』に

フェミ系の方々の反応的な見解も見受けますが

ケコロの悲惨や、強蔵の相手など背けたい事柄も

ここかしこに要素として映像で散見され

吉原を美化するだけのエンタメには

なっていないと感じています。

それをいうなら落語の噺だって美化ですもん。

女は遊女も母も美化されてこそのアレです。

幻想も、換金できるレベルなら

食えます!!!

 

このあたりの艶や仇は

噺家さん達につれていかれた江戸で

keitoが体験した界隈の風情です。

 

今日は日曜なので

『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』

第9話を愉しみたいと思います。

 

★ブックマークコメントの御礼

会長さま 

黄色というのは本当に失神しそうなインパクトの色です。

野球観戦は、自分らしくない趣味ですが

今シーズンは12試合を頑張ってみます。

 

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